物語
STORY
香港の街で暮らす同姓同名で同い年の二人の女性。
ともに小町という名前を持つ二人は片や一流企業のキャリアウーマン、もう一方はモデル志望の食堂のアルバイト。
仕事やライフスタイルは異なるが仲の良い友人同士だった。
競争の激しい一流企業勤めの小町の支えとなっているのは、記憶の中にある父親とよく似た笑顔の恋人・王(ワン)の存在。
ある日、王は小町に思いがけない告白をする。
僕は死神なんだ…と。
王の告白を機に、二人の小町は自らの夢や執着、
男たちの醜い欲望に翻弄され始める――。
運命に従うことも、運命に抗うことも。
どちらも正解、不正解ということではないけれど…
何を信じ、何を大切にし、どう生きていくのか。
それが自分が決めたことならば誰のせいにもしたくない。
だからこそ、自分の人生は自分で決めたい。
そして、自分も周りの人も幸せにしたい。
心からそう感じる作品に出逢えました。